- 2010/12/25
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パリで
12/23の夜、友人とディネに行きました。
この日は、雪混じりの天気で道はかき氷状態だったので、近くにしようと思って出掛けたら、目的のバスクの店はクリスマスでお休み。次の店へ向けて歩いていたら、先日寄ったコルシカの食料品を扱う店の前を通りかかると、「今、中でトマ・デュトロンが演奏しているよ。聞いていかないか?」
トマは、フランソワア・アルディの息子で有名なジャズギタリストです。
まさか、彼が!?と思ったけど、騙されたと思って入ってみたら、本当にいたのです。
それで、そのまま演奏を聴いてしまいました。
ミュージッシャンは6人、トマをはじめギターが3人、ウッドベース、サックス、クラリネットです。
ジャンゴ・ラインハルトが創ったジプシー・スウィング(マヌーシュ・スウィング)を演奏していました。ギターが変わっていて、丸い穴ではなくて、楕円の穴が開いています。大きいのと小さいのと2種類ありました。大きいのがgrande bouche(大きい口) 小さいのがpetite bouche(小さい口)と言うそうです。ラインハルトも同じ様なギターを使っていたそうです。
聴衆は十数人、演奏を独り占め状態でした。
演奏は、ノリノリで途中でギターの弦が2回も切れてしまうほどでした。
一度、演奏をやめて楽器を仕舞ってワインを飲みながらの談笑タイムになったけれど、女性陣のアンコールに応えて、一度仕舞った楽器を取り出して再度演奏、これがまた延々と続いて終わったら0時を過ぎていました。
ミステリアスな夜でした。
ちょっと早いクリスマスプレゼントだったのかな!
Les photos de Thomas Dutronc