日仏カルチェラタン協会 紹介文
日仏カルチェラタン協会(Amicale Franco-Japonaise du Quartier Latin略してAFJQL)は、パリ市5区と東京都文京区の間の姉妹都市提携プロジェクトに基づいて、2024年2月に設立された団体です。会長であり創立者は、ジャーナリストでエッセイストのドラ・トーザンで、姉妹都市提携のアイデアを提案し、実現させました。ドラは長年にわたり、
この二つの首都を行き来する生活を送っています。ムフタール街を愛してやまない住人であり、フランスの生活術に関する数多くの著書で日本でも著名人です。
文京区は、その起源を江戸に遡りますが、東京大学(旧東京帝国大学)のキャンパスがあることでも知られ、18の大学研究施設、植物園、能楽堂を含む様々な文化施設があります。
パリの学生街カルチェラタンとして知られるパリ5区は、ヨーロッパで最も古い大学のひとつであるソルボンヌ大学を中心に築かれた、歴史的で活気あふれる地区です。最近でも、多くの大学生、高校生を見かけます。 また、植物園ジャルダン・デ・プラント(旧名ジャルダン・デュ・ロワ)をはじめ、多くの創造的スペースや生活スペースがあります。
文京区には、日本を代表するスタジアム「東京ドーム」があり、スポーツも盛んです。また、柔道の聖地であり世界本部である講道館があります。パリのサント・ジュヌヴィエーヴの丘道場が、ヨーロッパで最も古い武道クラブのひとつであることとも重なります。
この2つの世界都市、パリと東京の中心には、創造性と影響力を持つこの2つの地域のアイデンティティの間に様々な一致がみられます。もちろん、そこに住む人たち、その土地の歴史に愛着を持ち、同時に現代社会にしっかりとコミットしている点についても同様です。
団体の目的としては、あらゆる分野でより緊密な関係を築くためにこのプロジェクトを促進し、充実させ、支援すること、双方の地域社会で活躍する人々のつながりを生むことです。加えて、そこに住む一般の人々同士も、お互いをよりよく知り、文化、スポーツ、教育、創造、さらに美食道(ガストロノミー)の交流から利益を享受することができるようにすることです。
この団体は、フランスと日本を愛するすべての人に向けて開かれています、カルチェラタンとの関連は、もちろんのこと、このプロジェクトに興味がある人なら誰でも歓迎します。
協会の役割を特に挙げると:
・活動、新たな出会い、新たな発見を提案する原動力となること、
これは、姉妹都市の枠組みにおいて行うことができるが、
他にも、補足的に、姉妹都市との連携で取り組むこともできる。
・会議を開催する
・地元の組合と商店主が互いに知り合えるようにする。
パリあるいは東京で、日仏連帯の素晴らしい時間を共有できることを願っています。
ドラ・トーザン Dora TAUZIN プロフィール
日仏カルチェラタン協会会長、創立者
ソルボンヌ大学にて修士号取得後、パリ政治学院卒業、ジャーナリスト、エッセイス ト、教師としてパリ、東京双方で活躍する。
講演、出版物、ラジオ・テレビ番組を通じて、長年にわたり日本におけるフランスの知 名度向上に貢献してきた。
1992年初来日、まずNHKの人気テレビ番組「フランス語会話」のプレゼンターを務め、 多くの人に向かって「パリジェンヌ」の典型的なイメージを示した。
自由で自立したフランス人女性を体現する彼女は、特に日本人女性の間で、「フランス 的」生活術の伝道師となっている。
多数の報道記事(朝日新聞、東京新聞、東洋経済オンライン等)の連載、二十冊以上に およぶ日本語出版物、また、日本の文化庁、観光庁での講演やアドバイスも行っている。
スポーツ、美食から芸術、映画、文化、観光、社会問題まで、多彩なテーマに関わる。
慶応義塾大学でフランス文明史を、東京日仏学院で詩を教える。2002年からは東京アカ デミー・デュ・ヴァンの教授も務める。
その行動力と日本への献身的な取り組みから、2015年にはレジオンドヌール勲章シュ ヴァリエ章を受章した。
長年パリの5区にあるムフタール通りの住人である彼女は、フランスと日本の交流の発 展のため、特にパリ5区と東京都文京区の間において、「日仏カルチェラタン協会」(Amicale Franco-Japonaise du Quartier Latin)を設立した。
www.doratauzin.net(日本語)
www.doratauzin.co(フランス語)
www.facebook.com/dora.tauzin.official
Instagram@doratokyoparis
Email: afjql@laposte.net
フィリップ・ブシェ 日仏カルチェラタン協会事務局長兼共同設立者 プロフィール
エンジニア、会社役員。12年間を日本で過ごし、日本語も話す。特にエネルギー管理の分野で、フランスと日本の企業間の技術提携を複数実現させた。現在は、フランスの中小企業や、環境保護、エコロジーを掲げる日本の技術系スタートアップ企業にアドバイスを提供している。
柔道、剣道など武道に関わる青少年活動に加え、東京でまた別の情熱を燃やす機会を得、実践したのは、演劇である。フランス語、英語、日本語によるアマチュア演劇で、東京、横浜のいくつもの舞台で演じた。そこで得た深い友情関係は今も続いている。
2020年初めて、パリ5区の選挙で選出される。彼の率いる委員会は経済生活と雇用を担当している。彼はまた、大学群と文科系学問の行政区、パリ5区と東京都文京区の友好関係を生み出した責任者でもある。
カルチェラタン、ヴァル・ド・グラース地区在住の彼は、特に文化遺産の問題や、古代史が現代文化に与える影響に関心を持っている。
クリスティーヌ・アルロー=マレシャル 日仏カルチェラタン協会 経理担当
NEOMAビジネススクール、パリ卒。その名の通り、アルローシャンパーニュの社長を務める。アルロー=マレシャル功労騎士勲章。フランスワインを国際的に広めたことで知られ、クリスティーヌ・アルロー=マレシャルが日本企業と仕事を始めたのは1990年代初頭。
以来、彼女は何度となく日本列島を訪れ、各地のシェフやソムリエたちと親密な関係を築いてきた。
シャンパン、ワインに関する日本語出版物の先駆けの1つである『シャンパンのシーン別楽しみ方』の執筆者である。パリのお気に入りの地区であるカルチェラタンで1年の大半を過ごす。
今回、日仏カルチェラタン協会の経理担当の任を快諾。