Dora Tauzin

Cinema シネマ

フランス映画祭 第5回「家族の気分」

 

第5回フランス映画祭横浜 1997
(6/12~15/パシフィコ横浜メインホール/団長:キャロル・ブーケ)
 第5回の団長を務めるキャロル・ブーケは、この世のものとは思えぬ…息をのむほどの美女です。とにかく彼女の前にいくと、吸い込まれるように、顔から目が離せなくなってしまう。少し冷たさをかんじさせるあたりも、正統派女優として必要なことです。
 クラピッシュは前年に引き続き、また全く趣の違う作品をひっさげ来日。またしても彼には驚かされました。

MA VIE EN ROSE/ぼくのバラ色の人生(仮題)
1997年/アラン・ベルリネール監督/ミシェール・ラロック主演
自分が女の子だと思い込んでいる幼いリュドビック少年の話。同性愛や世間体など、少年の揺れ動く心を描きながら、社会の目を写し出しています。またミュージックも素敵です。
UN AIR DE FAMILLE/家族の気分
1996年/セドリック・クラピッシュ監督/ジャン=ピエール・バクリ主演
バクリとアニエス・ジャウイの名コンビがクラピッシュと組んだ!それだけでもワクワクなのに、ちゃんと期待以上の作品に仕上げたクラピッシュはえらい!
LA VERITE SI JE MENS/原色パリ図鑑
1997年/トマ・ジル監督/リシャール・アンコニナ主演
フランスのユダヤ人たちをおもしろおかしく描いた作品は本国で大ヒット。日本ではなかなか見ることのできない、本当のフランスの姿がちょこっと垣間見れます。
QUADRILLE/カドリーユ(仮題)
1996年/ヴァレリー・ルメルシエ監督/アンドレ・デュソリエ主演
アメリカ映画の大スターが思いもかけず、パリの有名編集長や恋人の舞台女優らの生活を引っ掻き回すことに。女優としても人気のあるヴァレリー・ルメルシエ監督の作品、才能あふれる彼女らしい面白さ。
HEROINES/すてきな彼女たち(仮題)
1997年/ジェラール・クラウチック監督/ヴィルジニー・ルドワイヤン主演
ショウビジネス界入りを目指す二人の少女。姉妹のように仲が良いが、オーディションに合格した後に待っていたのは…。瑞々しい若手女優二人の演技が見ものです。
 
CAROLE BOUQUET

今回は監督で来日、VALERIE LEMERCIER

人気の若手俳優コンビ。OLIVIER MARTINEZ(LE HUSSARD SUR LE TOIT)とVIRGINIE LEDOYEN

AMIRA CASAR、AURE ATIKA(LA VERITE SI JE MENS)

MONICA BELLUCI(DOBERMANN)

DORA TAUZIN